失業保険と所得税


失業保険をもらっている間の所得税は、 会社で働いている場合には所得税は給与から差し引かれます。

しかし源泉徴収されるのは働いている間だけなので、年度途中で退職すると、 失業保険の給付額が変わります。

年度末で退職をした人の所得税を調整するのが 年末調整ですが、年度途中で退職をした人には年末調整が発生しません。

つまり、自分で手続きをして、確定申告で給付や還付をもらわなければいけません。

退職時に会社から源泉徴収票がもらるので、 それを持って行き、確定申告の手続きをします。

そして、年内に再就職が決定すると、その源泉徴収票を新しい職場に提出しなければなりません。

失業保険をもらっている間に収入が発生しているならば、ハローワークに報告する必要があります。

しかし、所得税の還付金は、失業中に労働をして給料をもらったわけではないので ハローワークに報告する必要はありません。

失業保険とは、もともと自分が支払っていた雇用保険料のお金から支払われるので、 失業保険には税金はかかりません。

失業保険でもらったお金には所得税はかかりませんから、非課税扱いになるので、 住民税の対象にもなりません。

なお、確定申告の時に、自分の収入が低いように申告をすると罰金の請求があります。
社労士とハローワーク職員が作った失業保険(雇用保険)教本。国から莫大な失業給付金を受け取って、前職より待遇の良い会社へ就職する方法

ルポ雇用劣化不況